カテゴリー「Gospelの歴史」の記事一覧
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17世紀に始まり
18世紀に最も盛んに行われた「奴隷貿易」
アフリカ大陸でまるで動物のように生け捕りにされ
強制的にアメリカに連れて来られ
奴隷として売買された
黒人達の魂の叫び
それがゴスペルの始まりとされています。
辛く悲しい想いを歌に込め
いつか来ると信じて幸せを願い
神に救いを求める。。。
奴隷船の中で選別され
不要な奴隷は
船から海へ捨てられたのです。
子供・妊婦・老人・細くきゃしゃな男性…
それでもアメリカ人口の14%を占めた黒人人口440万人のうち
395万人は奴隷だったのです。
1863年にリンカーン大統領による
「奴隷解放宣言」により
法律上の自由は手に入れましたが
ほとんどの奴隷は字も読めず
土地も仕事もお金もありません。
解放後に待っていたのは
厳しい人種差別と貧困でした。
黒人であるというだけで
就職・経済活動・教育・政治参加など
あらゆる面で制限を受け
絶えずリンチに脅える生活を
強いられていたのです。
そんな生活の中で
自由と解放を願いながら生み出したのが
ゴスペルだったのです。
楽譜も読めない黒人達が
歌で伝える手法が
コール&レスポンスの始まりです。
祈りと希望に満ちた歌 Gospel
忘れられた無数の魂を抱きしめながら
長い時を越えて
歌い継がれていくのです。
*コール&レスポンス : ゴスペルの最も代表的な歌い方。
「Oh,Happy Day」などで用いられている。
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